iDeCoとは？
iDeCoとは、より豊かな老後生活をおくれるように、自らが資金を拠出して運用することで老後に成果を受け取る年金制度です。
資金の拠出時、運用時、受取時に大きな税制優遇のある、とてもオトクな制度です。
iDeCoの特徴
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積立時：積み立てた掛金が全額所得控除！
iDeCoで積み立てる掛金は、全額が所得控除の対象となります。拠出した掛金の年間の総額を所得から差し引けるため、その分の所得税と住民税が軽減されるのです。節税額はその人の年収や掛金によって違ってきますが、積立期間中はずっと控除の恩恵を受けられ、大きな節税効果が得られます。
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運用時：運用益が非課税！効率よく資産を増やせる！
通常、預貯金の利息や投資信託の運用益には、20.315％の税金が課されるようになっています。ところが、iDeCoを通じてこれらの金融商品を利用した場合は、得られた運用益に対して税金が一切かかりません。本来なら税金として差し引かれていた分の資金を再び運用に充てられるので、より有利な運用が可能です。
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受取時：受け取り方法に関わらず、一定額が非課税に！
iDeCoで築いた資産は60〜75歳の間に、自分が希望するパターンで受け取ることが可能です。そして、年金として分割で受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金としてまとめて受け取る場合は「退職所得控除」が適用され、これらの控除を所得から差し引いて税負担を軽くできます。
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メリットにもデメリットにもなりうる点としては、引き出し制限があることです。
原則60歳まで運用中の資産を引き出せない
iDeCoは老後のために資産を築くことを目的とした制度で、その応援のために国が税制上の優遇を設けているわけですから、原則として途中で資産を換金して引き出すことは認められていません。資産を受け取ることができるのは、加入者が60歳になってからです。
新NISA(つみたて投資枠)と
iDeCoの比較
新NISA(つみたて投資枠)・iDeCoにはそれぞれ異なる特徴があります。
以下の表で違いを確認しておきましょう。
| 新NISA(つみたて投資枠) | iDeCo | |
|---|---|---|
| 対象者 | 18歳以上 | 20歳以上65歳未満（※） |
| 年間拠出限度額 | 120万円 |
加入者により 14.4万円〜81.6万円 |
| 投資可能商品 |
長期・つみたて・分散投資 に適した投資信託 |
定期預金、保険、投資信託 |
| 税制優遇 | 運用益が非課税 |
掛け金：全額所得控除 運用益が非課税 受取時も公的年金等控除や 退職所得控除の対象 |
| 払出制限 |
制限なし、いつでも 売却・出金可能 |
原則60歳まで 払出不可 |
※65歳まで掛け金を拠出するには一定の条件があります。
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